「ほっと五」学びの会 ~就労編~ のご報告
- 2023/04/26
- ブログ
4月12日(水)に支援センター圭にて、“「ほっと五」学びの会”と題した当事者学習会が開催されました。今回は、就労に関してということで圭の家から一般就労につながり働いておられるOB3名のお話を聞きました。OBに加え、圭の家、支援センター圭から10名の参加者、職員2名を含めると計15名の集いとなりました。OBさんからは、働いていて楽しいこと、就労を継続するコツなどを話していただきました。また、参加者からは、人間関係でどうしても合わない人との接し方はどのようにしているか、といった質問や、何か言われてイライラした時はどのように気持ちをコントロールしているか、また、ストレスを溜めないためにしていることはないかなど積極的に質問し、メモを取る姿がありました。今回の学びの会では、参加者は就労に関してのイメージを膨らませることができる、OBの発表者は自分の経験をみんなで共有することができる、共に貴重な学びや交流の場となりました。今回は就労を取り上げた「ほっと五」学びの会となりました。来月からも定期的に様々な観点から学ぶ機会を設けられたらと考えています。また、信和福祉会のメンバー以外の当事者の方も参加していただけます。今後の予定に関しましては、随時ホームページでの告知や関係機関へのチラシ配布、亀岡市のFacebookでの周知など様々な方法でお知らせしていきますのでご興味がある方はぜひご参加ください。
参加者の感想
圭の家を出て就職され、一人一人根を持って今を前へ前へ進む皆さんの姿を見せてもらいました。それと同時に、人生設計を立てながら落ち着いて働いている姿が見えた感じがします。過去には圭心の会を開催してOBのみなさんと昼食会を交えながら、みなさんの現在の心境やこれからのことを語ってましたが、そんなこんなでコロナ禍になると圭の家で行っていた行事が無くなっていき、仕事だけの日々のこのスタイルが普通なのかと思うときに、「ほっと五学びの会」という企画が持ち上がり素晴らしい企画だと思いました。今回の会では自分の下積み経験から一つ一つ語ってくれていました。みなさんの話がタメになりました。最後になりますが、始めに言ったようにコロナは徐々に落ち着いてきているのでこの様な機会が、増えてきたらいいと思います。(Aさん感想)
OBさんのお話の中に働けることはありがたいことだというものがあり、非常に尊い言葉だと感じました。障害の有無にかかわらず、ほとんどの方が己を律したり、時には鼓舞しながらお仕事をされていると思います。そんな中どのくらいの方が働けていること自体に感謝しているか、もしくはその意志があるか、果たして自分はどうだろうかと一度振り返ることも大切なことではないでしょうか。健常者にとってできて当たり前のことを、苦労を重ねて身につけなければならない障害者というのは、それだけ心が練られ、磨かれる機会に恵まれていると言えると思います。自身の障害を受け入れ、なおかつ腐らず人生に対して前向きであり、自身にできることとできないことを正しく理解し上手に社会に適応していく。それができる人というのは、障害者としてというよりもはや人として高尚な域に達していると思います。決して当たり前のことではなく、“相当なご苦労”あってのものだと思うのです。人が真剣にひたむきに生きている姿に触れると、誰でも自ずと頭が下がるものです。その時抱いた謙虚な心を忘れずにいてほしいと、特に普段障害を持った方と接する機会のある方には強くそう思います。健常者が障害者を尊敬することがあってもおかしくないという認識が世の中にもっと浸透していくことを望んでいますが、きっと時代の流れとともに自然とそうなっていくのだろうと楽観的に思ってもいます。(Bさん感想)
4月にセンター圭にて、OBの方からの話を聞く、まなびの会に参加してきました。今回は就職について、3名のOBからそれぞれの体験を交えた話を聞きました。その中で印象に残った話は、「依存先を増やす」という言葉でした。1つしか依存先がない場合、それがなくなったとき、いろいろと不安定になってしまうということだと思いました。自分は、人づきあいが苦手な方なので、依存までいかなくても、関りを持つ人を少しでも増やせたらいいなと思いました。(Cさん感想)