信和福祉会 家族会 圭の会総会のご報告
- 2017/05/17
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5月13日(土)13時から圭の家にて、信和福祉会 家族会 圭の会総会が行われました。天気も不安定な中、20名程の家族の方が集まり、圭の家をステップアップされたOBの方の話をうかがいました。急性期の状態、入院中のこと、長い間引きこもっていた時のことなどを赤裸々にお話しいただきました。治療として頭に電気ショックを受けたことがある、両手両足を縛られた、6年間ほど引きこもっていたなど衝撃的な話から、「一日寝て起きて奇跡が起きたことはありません。少しずつ回復していった。」「母親からうるさく言われることがなく、ほっておかれたのが良かったです。」という自分の体験からの話し、また今でも小さいことが気になり、裏の裏まで人から言われたことを考え、家族から「なんでそんな言っていないことまで考えるの?」と言われるという話には家族の方がうなずいておられました。また仕事に関して、「施設などでしっかり訓練をして一般就労するほうがいい。」「根拠のない自信で就労できると思っても長く続かない。」「電車から降りたくないと思うときもあるが、負けたくないという思いで仕事に行く。」など強い気持ちで仕事に向かわれている姿にたくましさを感じました。「僕でも就職できるので大丈夫です。」と謙遜されていましたが、その時その時にあるターニングポイントで前向きに、でも「服薬中断は絶対しない」という言葉にあるように、病気を侮らず、依存せず、コツコツと進んでこられたからこそ大変なことでも乗り越えられたのだと感じました。OBの方の体験談は興味が尽きず、質疑応答をしながら皆で和気藹々と話をすることができました。リラックスした中、その後の総会議事もスムーズに進行し、今年度も家族の方と交流を深めながらメンバーさんの支援にあたりたいと思いました。